日々のあれこれ

秋の手仕事〜山葡萄ジャム作り

私が住んでいる北海道は秋になると山葡萄が実ります。今年は例年より少し遅くなりましたが山葡萄シャムを作りました。

お家の裏山に手の届く高さに山葡萄が実ります。山葡萄ジャムを作るようになったのは、7年ほど前に地元のおじいちゃんに作り方を教わってから、毎年秋の手仕事になりました。

そのおじいちゃん曰く「霜が降りてからの実が甘くなって美味しいんだよ。」と聞いて、葉っぱが枯れてなくなり果実もしわっとしている頃に山葡萄を収穫します。毎年同じ場所で収穫していますが、今年は葡萄の実が豊作です。

シワシワですが、そのまま食べると野性味のある酸っぱさと、ほんのり甘さを感じます。

山葡萄は日本に古くから冷涼地に自生しているぶどうです。果粒は小さく酸味が強いので、一般的なぶどうと違ってそのまま食べると言うよりは、ジャムやジュース、ワインなどに加工して食べるのがおすすめです。我が家はジャムとシロップを作っていただきます。

そんな山葡萄、昔は山葡萄の搾り汁を薬代わりに飲んだと言われるほど豊富な栄養素が含まれていて、特に皮やたねの部分に多く含まれています。

  • ポリフェノール
  • アントシアニン
  • 鉄分
  • ビタミンC など

アントシアニンとは、ポリフェノールの一種で、青紫色の天然色素。 ポリフェノールは、紫外線やウイルスなどの外敵から実(身)を守るために植物がつくり出したファイトケミカル。

山葡萄ジャムの材料

山葡萄 約2kg (今年の収穫量)

砂糖 800g〜(お好みで足してください)

山葡萄 500g の場合 砂糖 200g〜

1 . 実を外す前にざっと洗う。
2 .綺麗な実を潰さないようにとり、カチカチの実やカビているものなどは使いません。
3.  砂糖の半分くらいを葡萄全体にまぶして1時間ほど置いておく
4 .弱火にかけて焦げないようにヘラなどで混ぜる
5 .水分が上がってきて、アクも出てきます。  
取れるアクは取ってください。
6 .実が柔らかくなったらザルなどでタネと皮を搾り濾します。この作業が一番大変です。
7 .搾り汁を鍋に戻し残りの砂糖を少しずつ加えて味見をしつつ煮詰めます。冷めると固まるのでとろみがある程度つけば火から下ろします。※煮詰めすぎ注意!
8 .消毒しておいた保存瓶に温かいうちに入れて豚を下にしてひっくり返します。
9. 約2キロの山葡萄からこれだけのジャムが完成!右奥のボトルは搾りかすに水と砂糖を加え山葡萄シロップ 約450ml も。

出来上がった山葡萄ジャムはパンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり。山葡萄シロップは炭酸で割ったり、アイスクリームにかけていただきます。

かなり大雑把でも失敗しないです。

開封した瓶は冷蔵庫で保存し、早めに食べてください。未開封のものは、しっかり消毒&密閉されていれば半年は保存可能ですが、季節のものなのでその時期に食べるのがおいしいのでたくさん作れた時はお友達にお裾分けします。

どこでも手に入るものではないかもしれませんが、山葡萄が手に入ったら、少し手間はかかりますが少ない材料でできる美味しい季節のジャムをぜひ作ってみてくださいね。

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